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7998.佐渡汽船カーフェリーの軌跡・最終回~佐渡汽船を去った船達と佐渡汽船の未来とは

連載記事・佐渡汽船カーフェリーの軌跡です。前回の「第9回~高速カーフェリーあかねに見る直江津航路の高速化 」に続き、今回は「最終回~佐渡汽船を去った船達と佐渡汽船の未来とは」です。

佐渡汽船では多くの船が他社に売却されていきました。特に海外への売却が多いのも特徴的です。

それではどの船がどこへ売却されたかを見てみましょう。

▼さど丸:インドネシア。現役?
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▼おおさど丸(初代):フィリピン。1988年に沈没?
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▼えっさ丸:フィリピン。現役?
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この辺りの船は小学生時代に大変お世話になったので、これが事実としたら悲しいです・・。
▼こがね丸(2代目):フィリピン。解体?
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▼おとめ丸:フィリピン。2013年にセブ島の別会社に売却後解体?
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▼こさど丸:鹿児島新屋敷商事→フィリピン。現役。
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▼えっさ丸(2代目):鹿児島新屋敷商事→インドネシア。現役。
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おおさど丸は一旦中国で改造工事を受けてからインドネシアに行ったらしいです。
▼おおさど丸(2代目):インドネシア。現役。
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佐渡汽船で一番遠くに旅立った船です。現在は佐渡汽船時代とはまた違った風貌に改造されていました。
▼こがね丸(3代目):ギリシャ。現役。
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こちらは去年の秋なので、まだ記憶に新しいです。寺泊赤泊航路廃止に伴う海外売却となりました。
▼高速船・あいびす:フィリピン。現役。
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このジェットフォイルは鹿児島でこさど丸と再会してるんですよね。
▼ジェットフォイル・みかど:鹿児島新屋敷商事。現役。
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ジェットフォイル・ファルコン:九州郵船。現役。

こちらで調べられた範囲ではこれが限界です。全体的に東南アジア諸国に移った船が多いです。特にフィリピンに多いから、フィリピンで佐渡汽船同窓会も出来たりするかな?(無理)

佐渡汽船に限った話ではないですが、日本で使われていた船の海外譲渡はかなり多く、かの有名な青函連絡船もその一例です。

ここから下にある写真は佐渡汽船から鹿児島新屋敷商事に売却された後のがこさど丸の写真です。

▼鹿児島時代のこさど丸に乗りに行った。
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これはこさど丸のエントランスです。
▼よく見ると佐渡おけさを踊る人のイラストが。
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▼明らかに佐渡汽船時代とは違う使われ方。
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これ、鹿児島県で撮影した写真なんですよ。
▼佐渡汽船時代の毛布が鹿児島にも。
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この船は僅か数年で鹿児島県を去り、フィリピンに売却されています。

佐渡汽船の船舶の紹介は以上になります。佐渡汽船はこれからどんな船に変わっていくのでしょうか?ときわ丸のような昔ながらのカーフェリー路線か?もしくはあかねのような高速カーフェリー路線か?

例えば今から10年後のジェットフォイルもどうなるのか?現有のジェットフォイルは3隻とも年数が一回り以上なので、そろそろどれかが更新時期になるような予感がします。次はどんな高速船が来るのでしょうか?ひょっとしたら、あかねのような高速カーフェリーでカーフェリーとジェットフォイルの統合も?まだまだ興味は尽きないです。

佐渡海峡は地形からして海底トンネルや橋の計画が無いのと航空路が少ないので、佐渡汽船が廃止になる事は多分無いと思います。仮に佐渡汽船が無くなると佐渡島のライフラインが断たれるに等しいので、佐渡汽船の存続そして更なる発展を願わずにはいられません。

以上をもちまして、佐渡汽船の連載記事は終了となります。未熟な内容にも関わらず、最後までお読み頂きまして本当にありがとうございました。
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7989.佐渡汽船カーフェリーの軌跡・第9回~高速カーフェリーあかねに見る直江津航路の高速化

連載記事・佐渡汽船カーフェリーの軌跡です。前回の「 第8回~おおさど丸引退!丸窓新型カーフェリーときわ丸就航 」に続き、今回は「第9回~高速カーフェリーあかねに見る直江津航路の高速化」です。

2015年4月、佐渡汽船ではカーフェリーこがね丸に代わる新しいカーフェリーが誕生しました。その名はあかね。その名前は同船が就航する日本海の夕陽や佐渡産のおけさ柿が茜色である事から来ています。あかね登場は2014年3月にカーフェリーときわ丸が就航し始めて僅か1年後の出来事なので、2年連続で新型カーフェリーが登場した事になります。

▼高速カーフェリーあかね。
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あかねのスペックは全長90m・速度30ノット・定員600名と従来のカーフェリーとはかなりの違いがあります。あかねが優っているのは速度だけ(従来カーフェリーは全長約120m・速度約19~23ノット・定員約1200名)です。

あかねは原則直江津小木航路専用船の扱いですが、他のカーフェリーが検査等での離脱時には新潟両津航路にも入ります。

あかねは高速船なので、新潟両津航路に入った際は従来のカーフェリーより30分早い所要時間で到着しますが、運賃はカーフェリー通常運賃のままなので、これは乗り得とも言えそうです。

▼あかねにバトンを渡して引退したこがね丸。
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冬季は直江津小木航路が欠航となるので、それで余ったあかねを新潟両津航路に回した結果です。

あかねはカーフェリーですが高速船なので、直江津小木間を従来のカーフェリーでは2時間40分かかっていたのを、あかねなら1時間短縮の1時間40分で走り抜けてしまう事が可能です。

但し運賃が値上げになっており、これは1時間短縮の特急料金も加味した運賃になっていると受け止めて間違い無さそうです。
▼模型で見るあかね。
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模型で見れば分かりやすいですが、あかねの自動車乗船口は船尾のみとなっており、従来のカーフェリーのように船首からの乗船が出来ません。なので乗船した自動車は船内でUの字状に駐車して、Uターンするような形で下船するスタイルになっております。

▼1等ときクラスはラウンジ付き。
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あかねは1等と2等の2クラスのみで、他のカーフェリーと違って特等個室はありません。1等椅子席に「ときクラス」なる愛称が与えられているのも特徴的です。

この全席指定制が佐渡の人の間で不評らしいです。現に佐渡在住の私の親戚が「決められた場所じゃなく好きな場所にしたい」とのスタンスでした。東京への上越新幹線も自由席利用な人ばかりな印象でしたね。
▼2等席も全席指定。
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今までのカーフェリーでは当たり前だった設備も、あかねではほんの少しだけになってしまいました。佐渡の人は昔から絨毯席に馴染みがあるので、全椅子席で登場したあかねは不評を買ってしまい、要望もあって絨毯席が後から設定されました。
▼後から座席が撤去された部分に絨毯席も。
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あかね船内のイメージはとにかく椅子だらけな印象しかありません。あとはささやかな売店があり、あかね限定メニューの食事があったぐらいです。
▼この通り船内にはレストランが無い。
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あかねはこんな特徴もあります。
▼高速船だが航行中でも船尾デッキに出る事が可能。
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あかね導入まではいろんな話があったらしいです。
1.津軽海峡フェリーのナッチャンWorldを引き取る
2.中古ジェットフォイルを導入
3.直江津小木航路そのものを廃止

1は佐渡汽船ではオーバースペックで引き取りを断念し、それより小さめのサイズで登場した新造船があかねになりました。
2は自動車を積載出来ないので、ジェットとは別にカーフェリーとの二本立てを不採算航路でやりたくなかったのかもしれません。中古ジェットフォイルなど、どこの船会社から購入しようとしたのかも気になります。
3はこさど丸引退時あたりから噂があり、既に直江津小木航路の便数も半減していました。

協議の結果、直江津小木航路は高速船あかね1隻のみで回す事になりました。北陸新幹線上越妙高駅から直江津港からのあかねに接続するバスも新設されましたが、私が乗った時は思った程の利用率ではありませんでした。

そもそも北陸新幹線で佐渡に行くイメージが無いのかもしれませんし、接続バスを担当する頸城自動車のHPを見ても直江津航路へのバス案内がわかりづらかったりもしました。

やはり東京から佐渡となると、新潟からのイメージが強い印象です。新潟からなら1時間おきにジェットフォイルが出ていたりもするので、それは尚更に思えます。

あかねが就航し始めて今年で4年。「よく欠航する」との下馬評にめげず、令和になっても直江津小木航路が続くといいですが。

次回は「最終回~佐渡汽船を去った船達と佐渡汽船の未来とは」をお送りします。

7971.佐渡汽船カーフェリーの軌跡・第8回~おおさど丸引退!丸窓新型カーフェリーときわ丸就航

連載記事・佐渡汽船カーフェリーの軌跡です。前回の「第7回~越佐海峡のエンターテイナー!?おけさ丸就航」に続き、今回は「第8回~おおさど丸引退!丸窓新型カーフェリーときわ丸就航」です。

2014年3月、佐渡汽船に新しいカーフェリーが登場しました。その名はときわ丸。佐渡に生息する鳥・朱鷺の名前をかけた愛称となりました。

佐渡汽船での新造カーフェリーは1995年登場のこがね丸以来なので、実に19年振りの新造カーフェリー登場となりました。

▼両津港に接岸したときわ丸。
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塗装も今までの佐渡汽船には無い、独自のツートンカラーとなっております。仮にこれがカーフェリー標準カラーリングとしたら、これから登場する新造カーフェリーもこれと同じカラーリングになるかもしれません。
海外の船会社でときわ丸にそっくりなカラーリングの船があるのですが、まさか将来的にその会社に売却を考慮したカラーリングとは考えすぎでしょうか?
▼実物の写真がわかりづらいので模型の写真。
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模型は新潟港佐渡汽船ターミナルで開催されたイベントで展示された時の物です。
▼トキのくちばしをイメージしたデザインの煙突。
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ときわ丸登場と引き換えにおおさど丸が引退となりましたので、新潟両津航路のカーフェリーはおけさ丸とときわ丸の2隻で回す事になりました。

▼ときわ丸に引導を渡したおおさど丸。
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ときわ丸はおけさ丸やおおさど丸より小さめなので、直江津小木航路への転用も可能な設計になっています。

高速カーフェリーあかねが検査などで運用を離脱した時は直江津小木航路でときわ丸に乗れるチャンスです。直江津小木航路のカーフェリーと言えば、こがね丸(既に引退~売却済)以来の復帰となります。

ときわ丸では題名の通り、昔の船にあったような円窓があります。これは鉄道車両に例えると、最近の江ノ電の新型車両にも通じるものがあるような気もします。


▼最新型ながらレトロな円窓がある。


船内です。

▼特等船室。
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完全個室になっているのは特等船室のみです。
▼1等船室(椅子席)
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1等の席はどちらも同料金です。
▼1等船室(絨毯席)
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2等の椅子席はおけさ丸には無い設備です。外にあるベンチ席を除けば、カーフェリーでの椅子席は初登場になります。
▼2等船室(椅子席)
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この他にも写真にはありませんが、2等船室(絨毯席)もありました。
▼ときわ丸限定メニューもある売店。
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船内設備はおけさ丸と大差は無いです。どちらの船も同一料金ですから、それは当然ですが。ただ定員は200人程のダウンで性能も控えめとなっております。

それでも最新型カーフェリーなので、今では佐渡汽船のイメージリーダー的な存在となったときわ丸。今後の活躍に期待です。ときわ丸も佐渡汽船引退後は海外売却になるのでしょうか?


次回は「第9回~高速カーフェリーあかねに見る直江津航路の高速化」をお送りします。

7940. 佐渡汽船カーフェリーの軌跡・第7回~越佐海峡のエンターテイナー!?おけさ丸就航

連載記事・佐渡汽船カーフェリーの軌跡です。前回の「第6回~佐渡汽船に大ナタ!直江津小木航路縮小に船舶小型化へ」に続き、今回は「佐渡汽船カーフェリーの軌跡・第7回~越佐海峡のエンターテイナー!?おけさ丸就航」です。

平成4年に新潟両津航路に新造船が投入されました。その名はおけさ丸。初代ジェットフォイルの愛称を襲名しています。
▼おけさ丸
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総トン数5862tで定員1705名と佐渡汽船最大の船舶となります。最新鋭のときわ丸は総トン数5300tで定員1500名と小さめですが、これは直江津小木航路への転用も考慮したサイズになっております。

つまりおけさ丸は直江津小木航路への転用が出来ないサイズなので、新潟両津航路専属となります。新潟両津航路へはこさど丸を直江津小木航路に追いやる形で投入され、おおさど丸とコンビで新潟両津航路を回すことになりました。

おけさ丸の船内は上からスイートルーム・特等・1等椅子席・1等絨毯席・特別2等・2等です。特別2等は2等の指定席版でしたが、現在は廃止となっております。
▼おけさ丸の客室案内からも特別2等は削除されていた。
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特等船室は完全個室でビジネスホテルのツインルーム級の設備なので、2時間半の船旅にはもったいないぐらいの豪華さです。
▼テラスがある区画に特等船室。
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椅子席も絨毯の上にあるので、靴を脱いで入ります。
▼おけさ丸の1等椅子席。
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おけさ丸には佐渡汽船初となるイベントプラザも登場しました。船体後部にステージと客席が設けられています。こちらでは年中何かしらのイベントが開催されており、そのイベントを運営する佐渡汽船の子会社のサイトもある程の力の入れようです。佐渡名物の佐渡おけさや鬼太鼓を披露したり、歌手が出演したり、縁日が開かれたりなど、船旅を退屈させない工夫が凝らされています。
▼イベントプラザはこの位置にある。
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このイベントプラザはおけさ丸だけでなく、ときわ丸にもありますので、新潟両津航路の全ての便でイベントが開催できる事になります。
▼イベントプラザ(ときわ丸の写真で代用)
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イベントプラザは誰でも入れる場所にありますので、一番安い2等船室券でも行く事が出来ます。

おけさ丸も早いもので今年で就航27年目となり、今や佐渡汽船最古の現役船舶となりました。次に新造船が入ればほぼ間違いなく佐渡汽船を去ることになると思われます。サイズが大きいので、直江津小木航路への転用が出来ないので、おけさ丸もおおさど丸同様、新潟両津航路だけで佐渡汽船での生涯を終えそうな予感がします。

▼全長134mと、ときわ丸の125mよりも長い。
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おけさ丸はオフシーズンになると、広島の呉にある神田造船所に回送され、検査を受けます。神田造船所はおけさ丸を建造したメーカーです。その際は日本海を山口県沖までひたすら航行し、関門海峡に架かる関門橋の下を潜り抜けて瀬戸内海に入りますので、福岡県と山口県で佐渡汽船の船の写真が撮影出来るかなりレアなチャンスが巡って来ます。

おけさ丸はまだ引退は発表されていないものの、如何せん古い船なので、いつ引退になってもおかしくないぐらいの船になっていると思います。まだ佐渡汽船での活躍は見られそうです。

次回は「第8回~おおさど丸引退!丸窓新型カーフェリーときわ丸就航」をお送りします。

7935.佐渡汽船カーフェリーの軌跡・第6回~佐渡汽船に大ナタ!直江津小木航路縮小に船舶小型化へ

連載記事・佐渡汽船カーフェリーの軌跡です。前回の「第5回~直江津小木航路も大型化へ!カーフェリーの玉突き転配」に続き、今回は「佐渡汽船カーフェリーの軌跡・第6回~佐渡汽船に大ナタ!直江津小木航路縮小に船舶小型化へ」です。

前回は直江津小木航路にカーフェリーこがね丸とこさど丸が配置されたところまで触れました。こがね丸は3代目で、最初から直江津小木航路専用として投入された珍しい新造船でした。
▼直江津航路で地位を確立したかのようなこがね丸だったが・・。
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しかしこのカーフェリー2隻体制も長くは続かず、こさど丸の老朽化に伴い、2011年には退役に追い込まれます。最初は新造船を入れて置き換える話もあったようですが、佐渡汽船は既に赤字経営となっており、そんな余裕は既にありませんでした。

こさど丸は佐渡汽船から退役し、他社に売却となり、直江津小木航路はこがね丸1隻だけとなりました。こがね丸1隻だけになったので、当然直江津小木航路の便数も半減し、朝の便を逃すと15時ぐらいまで無いといった状態になってしまいました。そんなに直江津で待っていたら、直江津から新潟まで陸路で行って、新潟からの船に乗っても変わらないかもしれませんが。
▼他社に売却されたこさど丸。
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佐渡汽船の赤字状態はこがね丸1隻になってからも解消はされず、遂に同航路の廃止検討をも含めた協議が進められることとなりました。結果、幸いにも航路廃止では無く船舶のダウンサイジング化で同航路が存続されることで決定しました。

これに伴い、2015年に直江津小木航路に新造船が再び入ることになりました。それはオーストラリアのメーカーで製造された高速カーフェリーです。今迄のカーフェリーで約2時間半かかっていた航路を1時間も速い約1時間半で走り抜けることが可能な船で、大幅なスピードアップが図られています。

後継の船を従来のカーフェリータイプから高速船タイプに変えたのは、北陸新幹線開業を意識したとも言われています。

▼北陸新幹線はくたか号なら上越妙高駅に行ける。


実際に上越妙高駅から高速船に接続するバスも出ておりますので、都心から直江津経由で佐渡に行くルートも確立されております。
▼上越妙高駅と直江津港を結ぶ連絡バス。
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高速船導入決定の時点では、津軽海峡フェリーが所有していたナッチャンWorldを譲り受ける話もありましたが、それは佐渡汽船ではサイズがオーバースペックになることから導入を見送り、佐渡汽船に見合ったスペックのオーダーメイドで製造された船があかねになりました。
▼佐渡汽船への転用が検討されたナッチャンWorld。
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両者共瓜二つですが、ナッチャンは全長120m、あかねは全長90mとサイズにかなりの差があります。
▼高速カーフェリーあかね。
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2015年に高速カーフェリーあかねが佐渡汽船にデリバリーされ、それと引き換えにこがね丸が僅か10年で佐渡汽船から姿を消すことになりました。
つまりこがね丸の退役理由は老朽化では無いのです。こがね丸は全長120mで定員約1100名。あかねは全長90mで定員約600名。既にこがね丸の維持ですらも手を焼いていたのです。

佐渡への観光客が数10年前と比べても半分以下に落ち込んでおり、どうにもアクセスに難がある直江津小木航路に定員1000名の船は無駄と判断した結果が、ミニマムなあかね導入に繋がったのでしょう。

あかねと引き換えに引退したこがね丸は海外に譲渡されましたので、直江津小木航路はあかね1隻だけで回すことになりました。大型カーフェリー2隻で回していた航路が小型高速船1隻になってしまいました。
さらに寺泊赤泊航路も2005年にカーフェリーえっさ丸から小型高速船あいびすに置き換えられ、同航路での自動車での乗船は出来なくなりました。2005年から2015年迄の10年間だけで2隻ものカーフェリーが佐渡汽船を去り、船舶の小型化はかなり進んでいました。
直江津航路は高速カーフェリーあかね、寺泊航路は高速船あいびすと両航路で1隻ずつだけの配置となりました。両者共に小型船なので、欠航率がかなり高かったらしく、佐渡在住の私の親戚もあまりアテにしていなかった航路らしいです。
この時点で佐渡汽船は新潟両津航路をメインに注力していく方向に舵を切ったかのように思えます。
▼えっさ丸
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▼えっさ丸と引き換えに導入されたあいびす。
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次回は「第7回~越佐海峡のエンターテイナー!?おけさ丸就航」をお送りします。
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スカイツリーと乗り物が好きなアラフィフに片足突っ込んだオッサンのブログです。

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